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Posted by だてBLOG運営事務局

調味料

インドネシアは、ジャワなどの大きな島、バリなどの小さな島など、その13000あまりの大小の島々の大半が赤道直下に位置することから、保存のためもあり、また暑い中での食欲増進ということもあるのでしょう、ピリカラな調味料が主となります。なかでも「トラシ」と「サンバルソース」はインドネシアの代表的な調味料といえるでしょ。

「トラシ」は、エビを発酵させてペースト状にした調味料です。癖がある分、病み付きになるとこれがなくては!というほど食事に欠かせないものとなります。エビの独特な風味が凝縮されて始めこそは匂いが気になるかもしれませんが、なんにでも・・・ミー(そば)、ナシ・ゴレン(チャーハン)など、にちょっとした風味付け、アクセントとなり食欲をそそります。なんとなく、エビの塩辛といった感じでしょうか。

また、「サンバルソース」は、唐辛子を主とするまさにピリカラな調味料です。辛い・・・確かに、かなり辛いです。実際、バリの大衆食堂で隣のテーブルの人をちらちらと覗いてみてください! あああああ・・・大丈夫?といいたくなるほど、大量にサンバルを使っている人をみかけます。これもはまる人ははまるタイプの調味料といえるでしょう。

さほど特別な材料が使われているわけではありませんし、家庭ごとにそれぞれの味がありますので、厳密にこれというレシピはありません。あくまでも参考に以下を参考にしてトライしてみてはどうでしょう?

サンバル

◆材料
唐辛子ペースト ・・・大さじ4
シュリンプペースト・・・小さじ1と1/2
ライムの汁・・・1個分

◆作り方
混ぜるだけ!
*シュリンプペーストは少しつぶす感じでスプーンの背で滑らかにしながらお湯を少し加えると唐辛子やライムとよくなじみます。
  


Posted by AsiaNeed

料理の言葉

外国に行くさいにまず覚えておくと旅がぐんと楽しくなる言葉として、「おはよう」「ありがとう」「こんにちは」のほかに、料理のメニューがあります。インドネシア語で「食べる」は「マカン」といいます。バリについたら早速、腹ごしらえ! 一般の人たちが食べている食堂で気軽に使ってみたい料理の言葉を挙げてみます。是非、トライしてみてください。

たとえば・・・バリに限らず、インドネシアの料理といえば「ナシ・ゴレン」! チャーハンがあります。ナシとは素材の「ご飯」、ゴレンとは調理法の「揚げる」を意味します。揚げたご飯となりますが、要するに油で炒めたご飯ということになるでしょうか。食材名とその調理法をつなげればたいてい通じます。

調理法:
・ゴレン・・・揚げる
・レブス・・・ゆでる
・ククス・・・蒸す
・バンガン・・・焼く
・トゥミス・・・炒める

味付け:
・マニス・・・甘い
・ペダス・・・辛い
・アサム・・・すっぱい
・アシン・・・塩辛い

食材:
・ナシ・・・ご飯
・ミー・・・そば
・アヤム・・・鶏
・イカン・・・魚
・サビ・・・牛
・サユル・・・野菜
・トロール・・・卵

そのほか、「エナック!」(おいしい!)と一言、そしてにっこりすればすぐに親しみのある笑顔が返ってきますよ。インドネシアでは日本と同様、家族で、友人同士で食事の時間をともにすることを非常に大切にします。ナイフ、フォーク・・・といった食事のマナーはさほど気にしなくても大丈夫なので、肩肘を張らずに楽しく時間をともにする気持ちで地元の人たちの食事風景に加わってもみてはどうでしょう?ちょっぴり衛生的に心配な面もありますが・・・せっかくその土地に行ったのならその土地の作法で食事を楽しむと旅の楽しさは倍増するものです。
  


Posted by AsiaNeed

マハーバーラタの東南アジアにおける受容

インドの古代叙事詩「マハーバーラタ」と「ラーマーヤナ」は、東南アジアにおいて芸能などに取り入れられ、親しまれています。

「マハーバーラタ」は、バーンダヴァ王家とカウラヴァ王家の間の同属間の争いを描き、これにさまざまな伝承やヒンズー教の説話、詩などが加えられています。物語は世界の始まりからはじまります。物語の登場人物が誰かに教訓を語り、諭す物語や教典などが語られるという構成は、千夜一夜物語と似ています。ただし、バーラタ王家とバーンダヴァ王家の争い自体が軸となって語られる物語であること、また物語の登場人物が自ら語るという点が異なっています。

バリ島の影絵芝居ワヤン・クリットにおいては、「マハーバーラタ」も「ラーマーヤナ」も同じくらいの頻度で題材に用いられていますが、東南アジアにおいてはどちらかというと「ラーマーヤナ」のほうが親しまれています。これは、「マハーバーラタ」は王家の争いを軸として物語が語られ、周辺諸民族であるドラヴィダ人を野蛮人として扱い、バーラタ族、すなわちインド人の、バラモン(僧侶・聖職者)、クシャトリア(王族・武家)階級の正当性を強調したことから東南アジア一般にはあまり受け入れらなかったからです。

一方、「ラーマーヤナ」が王権を強調する英雄叙事詩であることから支配階級から民衆にいたるまで広く親しまれ、バリの伝統芸能のなかでも、「ケチャ」は「ラーマーヤナ」を主題としています。バリ舞踊「ケチャ」は「ラーマーヤナ」から題材をとった、猿たちが王子を助けるという物語と舞踊とが結びついて現在のような形となったのです。

ただし、バリの同じく伝統芸能であるワヤン・クリット(影絵芝居)では、「ラーマーヤナ」と「マハーバーラタ」は同じくらいの頻度で用いられています。
  


Posted by AsiaNeed

グローブの香り

インドネシアを訪れると人の集まるところなど、どこででもどことなく甘い香りがします。グローブ(丁子)の香りです。インドネシアのタバコには、クレテックと呼ばれるグローブの小さな片が味付けとして混ざっているからです。

バリ島を訪れたら、地元の人たちが集まる小食堂や、バスなどでちょっと鼻を利かせてみてください。きっと、甘くさわやかな香りがすることでしょう。

グローブには、防腐、防虫成分が含まれています。スパイスとして料理に使うだけでなく、医薬品、媚薬、防虫剤、口内清涼剤として古くから珍重されてきました。しかしこのグローブの産地については、まったく知られていなかったことから、大航海時代になって初めてそれがインドネシアのモルッカ諸島とわかると、この地域は香料諸島と呼ばれるようになったといいます。西洋諸国の熱い視線を浴びることになったのです。マゼランの地球一周もこの香料諸島に西回りで到達することを大きな目的としていたといいます。

スマトラのトバ湖の周辺や、タナ=トラジャなどの観光地はもちろんのこと、バリでも、観光地には、乾燥してスパイスにする白いつぼみをつけたグローブの木をみかけることができるかもしれません。

海外に出かけるとその国独自の香りがするものです。韓国ならキムチでしょうか、インドならカレーの匂いかもしれません。目だけでなく五感を研ぎ澄ませて全身でその土地の空気を感じてみるといいかも知れません。
  


Posted by AsiaNeed

バリ島関連書籍

バリ島を描いた作品、およびバリ島を舞台とした書籍として、日本人作者のものを挙げると、次のものがあります。

●吉本ばなな「マリカのソファー/バリ夢日記」
●姿月あさと「優しいバリ 私が「わたし」に返る島」

吉本ばななの「マリカのソファー/バリ夢日記」は、解離性同一障害、いわゆる多重人格の病気をもった少女、マリカと、ジュンコ先生との物語で、バリ島が舞台となっています。この作品を執筆するにあたり、吉本ばなな自信がバリ島で取材したときの記録が「バリ夢日記」として記されています。

姿月あさとは、1970年大阪生まれのヴォーカリストです。宝塚歌劇団の元宙組みの男役のトップスターだった人です。宝塚歌劇団を退団後も活発な芸能活動を続ける一方で、写真集やエッセイを出版しています。この「優しいバリ 私が「わたし」に返る島」は、2004年9月に出版されました。夫の海外赴任に同行して3年半バリ島で生活した体験談を中心に構成されています。バリ島旅行で観光客はあまり訪れる機会はないかもしれませんが、絶対にはずせないという魅力的なポイントを解説しています。また、バリ島の島の人たちとの交流や島での生活、おいしい食事どころ、スパ、お土産など・・・味わい深いバリ島の魅力を伝えたいという作者の意気込みが伝わる作品です。

旅行前にこれらの作品を読んで出かけると、島を見る目が変わってくるかもしれません。自分なりのバリの魅力を見つけることができればいいですよね。
  


Posted by AsiaNeed

バリ流食事マナー

バリの日常生活には、イスラム教やヒンズー教の教えが深く根付いています。当然それは食事のマナーにも大きく影響しています。

バリを訪れた際に注意しなければならないことのひとつとして、左手の扱い方があります。左手は「不浄の手」です。握手をしたり、左手で小さな子どもの頭をなぜたりすることはご法度です。食べ物を持つことも避けるべきです。

インドネシア料理の食べ方は、フランス料理のようにナイフやフォークをきちんと使うといった肩肘をはる必要はありませんが、フォークとスプーン、ときには手を使って気軽に、楽しく食べるのは基本です。
ただし、あくまで手は「右手」ということを忘れずに!
フォークとスプーンの使い方は、スプーンを右手にナイフ代わりにします。左手にはフォークです。料理はスプーンで切ればいいのです。料理を口に運ぶときには、フォークの背に料理を載せるようにします。インドネシアの料理を食べていて思うこと! 手で(右手)食べると本当においしい!!

料理は味覚、臭覚、視覚、そして舌触り・歯ごたえ・・・そしてもうひとつ、手の感触もあったんだな、と素朴に感動しますよ! 自分の手で食材の感触を生で味わう感覚をもう一度取り戻してみるのもいいものです。

あくまで楽しく、いっしょになった人たちとわいわいがやがや時間をともにする楽しさを満喫することがいちばんのご馳走であり、いちばんのマナーかもしれませんね。
  


Posted by AsiaNeed

ワヤン・クリット

インドネシアのジャワ島やバリ島では影絵芝居が盛んです。この伝統的な影絵芝居、およびそれに用いられる操り人形を「ワヤン・クリット」といいます。

ワヤン(Wayang)は「影」、クリット(Kulit)は「皮」を意味します。人形は牛の皮でできており、部分的に細かな穴が開いています。これによって人や動物の形が単に全体的に陰となるのではなく、身体の各部分の輪郭も表れるのです。人形には中心に1本の太い棒がついていて、下がとがっています。これによって、スクリーンの手前の座に人形を突き刺しておくことで、人形を出演したままにすることができ、人形遣いは複数の人形を操ることができるのです。

影絵の仕組みは、白いスクリーンを貼って、その裏から石油ランプを当てるという方法をとります。間にワヤン・クリットの人形を置いて、芝居を行うのです。人形遣いは一人で、スクリーンの裏で語りをしたり効果音を出しながら数々の人形をスクリーンマーク近くで操ります。スクリーンから遠ざけると、影は少しぼやけながら、大きく映し出されます。観客は石油ランプや人形の反対側から鑑賞することになります。

人形には着色が施されています。観客からは当然、この着色は見えません。スクリーンの裏側はあの世であるとされ、あの世では色のついた美しい世界が現世では白黒にしか見えない、という宗教的な意味は込められているのです。

人形を操る人は「ダラン」と呼ばれます。これらの芝居はヒンズー教寺院での祭りで行われ、「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」といった、インドの古代叙事詩が主な演目となります。10世紀にはすでに演じられていたという記録があるほど伝統ある芸能です。
  


Posted by AsiaNeed

ウブドを歩く

バリ島の芸術のメッカ、ウブド村の中心部はウブド村の寺院とその向かいのマーケット付近です。その間を東西に延びるのがラヤ・ウブド通りと南に延びるモンキーフォレスト通りが中心街となります。

モンキーフォレスト通りの突き当たりがモンキーフォレストです。ここは自然保護区で多くの猿が生息しています。

モンキーフォレスト通りから町の中心までは1km弱ですから、歩くのにはさほど苦労しません。街道沿いにはお土産屋さんが建ち並び、店先を覗いたり、寺院を見学したり、伝統音楽に耳を澄ませて歩きながら町の雰囲気を楽しむとよいでしょう。歩き疲れたらカフェやレストランがたくさんありますから、一休みすることもできます。おしゃれなブティックやアートギャラリーなど、目を楽しませてくれます。ウブド王宮の左斜め向かいのマーケットも一見の価値ありです。マーケット内の店でも価格交渉が必要です。

おなかがすいたら、食堂へ寄ってみましょう。ウブドには、カフェ・ロータスという中級のレストランがあります。バリ島各地、シンガポールにチェーン店を持つレストランです。店内からの抜群の眺めを楽しむことができます。ロータスという名の通り、美しい蓮の池を眺めながら食事をすることができます。お勧めはマンゴージュース! 濃厚です。

インドネシアでは国際運転免許証は使用できないことから、レンタバイクを利用する場合はインドネシアの運転免許証を取得しなくてはなりません。ただし、レンタバイクは整備状況をよく確認してから借りるようにしてください。また、レンタサイクルも利用できます。値段交渉して借りることになりますが、ネカ美術館などの西へは坂道が多く、いまひとつお勧めできません。やはり自分の足で歩いたほうが無難ですね。
  


Posted by AsiaNeed

インドネシア版厚揚げ「タフ」とテンペ

インドネシアでは、フカヒレやツバメの巣など高級中華食材が豊富に手に入ります。と同時に、私たち日本人が一般的に口にしているおなじみの食材・・・に非常によく似たものも、食べられています。たとえば、「タフ」という食材。これは、日本で言う「厚揚げ」です。お豆腐を揚げたもの・・・揚げ豆腐そのものです。別にインドネシア、バリだからといって何も変わりません。また、日本でも最近、健康ブームで紹介されたことがありますが、「テンペ」があります。インドネシアでは、ごくごく一般的な食材です。日本でも知っている方もいらっしゃるかもしれませんね。納豆によく似ていますが、同じ大豆発酵食品といっても、テンペはバナナやハイビスカスの葉で包んで発酵させたもので、納豆のような独特の匂いはありません。塊状なので、食べるときにはスライスして用います。健康ブームの波に乗り、日本のスーパーでも目にする機会が増えている気がします。栄養価が高く、育ち盛りの子どもたちにはもっと食べてもらいたい食材です。また、成人病予防としても是非、もっと食卓に登場させたい食材です。納豆が苦手な方、ちょっと目先を変えて大豆を食べたい方、是非、試してみてはいかがでしょう?

料理の仕方によっては、メインの料理として十分な存在感を発揮します。最近では、日本のスーパーでも世界中の食材が比較的容易に手に入るようになりました。テンペを見かけることもあるでしょう。また、バリの人気から、日本にはインドネシアの料理を扱うレストランがぞくぞくと増えています。バリに行ってきた人、これからバリに行こうと思っている人、バリに興味がある人・・・これほどバリへの日本人観光客が多いのですから、日本でももっともっとインドネシアの料理が普及されるといいな、と思います。
  


Posted by AsiaNeed

ガムラン

バリ島は、島の中央の山のなかの湖からトンネルを掘って島全体に水を供給する技術に長けていることから島全体で昔から豊かな食糧を生産できてきました。米は二期作どころか三期作さえ可能で、人びとは余裕をもった生活をすることができます。農民は、朝夕2,3時間ほど働き、残りの時間は芸術活動にいそしみます。バリ踊や、その伴奏にも使われるバリカムラン、舞踏芸術のケチャが有名ですが、そのほかにも絵画、彫刻、音楽、ダンス・・・など、バリは芸術の島なのです。

土着の信仰とヒンズー教の融合によって、独自の宗教を生み出したバリ島では、さまざまな宗教儀礼や多彩なパフォーマンスを楽しむことができます。このような儀礼や舞踏に欠かせないのが、ガムラン音楽です。

ガムランというのは、楽器のことです。音楽そのものをさす場合もあります。青銅の打楽器や竹製の笛、太鼓、弦楽器など、編成はさまざまです。繊細で、かつ激しい調べは伝統的な定旋律を中心としながらも、即興性が強く、バラエティに富みます。

ガムランは、「叩く、つかむ、あやつる」を意味する動詞、ガムルという動詞ガムルの名詞形です。そのためガムランには叩いて音を出す楽器意がほとんどです。

日本では、沖縄県立芸術大学や東京音楽大学付属民族音楽研究所で広く一般芋門戸を広げ、この音楽を紹介しています。今後は、芸術大学で正式なカリキュラムで学べるようになるよう、環境を整えていくことが課題とされています。
  


Posted by AsiaNeed